無益な殺生は切ないよね…。


やっぱ、
 
なんだか、ちょっと うつ だわ‥。(・_・、
 
どうした‥?
 
 
 
今日ね…。
 
うん‥。
 
 
朝顔をいじってた時に‥ね。
 
 
ふくらはぎの裏に痒みを感じたのね。
 
チクチクッと。
 
う、うん‥。
 
 
枝でも触れてるのかな? っと思って見たら、
 
 
 アシナガバチ
 
 
‥!!
 
 
最近の奴等は、体色に赤みを増していて、
 
見るからに兇悪なのね。昔より大きいの。
 
 
此方から攻撃しなければ無害だ〜って知っているんだよ。
 
知ってはいるんだけど…ね、
 
 
 怖い!!
 
 
‥‥♪♪
 
 
ちょっとでも刺激したら、何時でも
 
 瞬間的に刺せるぞ!!
 
‥って状態。
 
 
ヤツが皮膚の上を歩く度に、緊張が走る‥のね。
 
ごくり‥。
 
 
 
奴らは、水やりに乗じて、水を飲みに来てて、
 
見るのは毎日のコトなんだけど…、
 
 
もしかして‥?!
 
ここで、この皮膚の上で、この汗を飲んでいる?!
 
 
‥んだとしたら、
 
簡単には去ってくれない‥!?
 
 
〜と思うと、もう怖い。
 
怖い♪怖いっ♪♪
 
 
で‥‥?
 
 
 
靴下の上にでも乗ってくれたら、
 
歩く度に硬直するコトもないと誘導しようにも、
 
そうも いかないし…、
 
 
乗ったとしても、針は届くし…。
 
 
獲物を取りに、歩いてその場を動こうにも、
 
振動で刺激したらヤバイかも?!と思うと、動けない…。
 
 
ごくり‥。
 
 
 
もう、
 
緊張に耐えかねて、
 
 
 そのまま はたいちゃったよ‥‥し
 
 
?!
 
 
刺されるコトも覚悟して。
 
それ以上、もう緊張にも耐えられなかったから。
 
 
‥‥。
 
 
はたいた時には、刺されなかった。
 
はたいた手も、
 
止まっていたふくらはぎにも。
 
 
瞬間、はたいて落ちた場所を見る。
 
 
地面に六つ足を踏ん張って、身構えている。
 
こっちを向いている。
 
目があった気がした。
 
 
 やられるっ!!
 
 
〜そう思った瞬間に、とっさにヤツを踏んでしまった。
 
 
‥!!
 
 
踏んだけど、踏み躙ってはいない。
 
 
ぱっ と足をどけた。
 
 
見る…。
 
 
動かない。
 
足を投げ出して、横向いて倒れている。
 
なんだか、轢かれたネコの姿を連想した。
 
 
 
あれだけ脅威だった存在が、
 
今は無害に横たわっている。
 
 
過剰防衛だったかな…?
 
 
その精神的な落差に戸惑う…。
 
 
まぁ、虫‥だし‥‥。
 
 
そうなんだけどね。
 
 
 
蚊なんて、平気で ぱしん と柏手るんだけどね…。
 
者に因っては、流血沙汰にもなる*1のに…。
 
 
なんでだろう? 大きさかな?
 
 
感情的なものかな?
 
 
‥‥よく分からない。
 
 
‥‥そっか。
 
 
よく分からないけど、
 
なんだか、後悔にも似た感情を、未だちょっと引きずっている。
 
 
南無‥‥。
 

*1:吸った血で‥ね。