六大関時代の顛末は平幕優勝

大関時代の波乱は、
 
平幕が優勝を掠う顛末に終わった。
 
大関陣に負け越しを出すことはなく…。
 
はー。
 
金星を挙げた力士の半分が負け越して三賞を逃したり…。
 
へー。
 
 
 
横綱の失速で優勝候補筆頭となっていた稀勢の里が、 
二敗目をした時は、
怪我を負っているとは言え、最後はやっぱ横綱かなぁ〜‥
と思っていてたけれど…、
 
横綱が彼を下し、
 
三敗で優勝争いの先頭に並んだ時に、
 
どうせなら、彼に優勝して貰いたいな〜って、
密かに思っていたんだ。
 
 
まさか本当に優勝してしまうなんてビックリだよ‥。
 
 
  
優勝おめでと〜♪♪
 
 
 
旭天鵬‥、泣いてたね‥。p(T-T)
 
 
 
くすん‥。
 
 
 
 
ずっと日陰で頑張ってきたんだもんね‥二十年も。
 
ぁぅ‥‥。
 
 
 
 
モンゴル力士の先駆者としては、常に旭鷲山の陰だったし‥、
 
朝青龍*1白鵬と、頭の上を越えていかれたんだもんね‥。
 
個性でも、技師としては時天空の方が代名詞だし。
 
フツーの力士としてさして目立たずに、
安定の実力を発揮し続けてきた。
 
彼の腰の低い相撲は、土俵際の粘りでは、
まるで足がニョキっと伸びたと錯覚するような感じで
凄いんだけど。
 
 
へ〜。
 
 
 
モンゴル出身力士と言えば、
 
千秋楽に横綱を下し、なんとか負け越しは回避した
日馬富士も居るんだけど、
 
 
横綱‥。優勝の可能性が潰えて気合い入ってなかったな。
 
 
そんな横綱を下した日馬富士の相撲。
 
怪我をしているとされてる横綱の左手を、
警戒し、それを避けて逃げるような相撲だった。
 
やはり、横綱は公表をした左手よりも、
右手に問題があるのかな…?
日馬富士は怪我を攻めないタイプじゃないし。
 
横綱が右手で取ったまわしは、すぐに切られちゃったし‥‥。
 
はぁ‥。
 
 
 
だけど劇的だったなぁ‥。観ててすごく緊張した。
 
 
栃煌山の不戦勝が決まって、白鵬の優勝の目が消えたのは、
 
休場を決めた琴欧洲が前日の取組みで負傷したからで、
その前日に彼を下しているのが、優勝した旭天鵬
 
一敗の稀勢の里に二つ目の黒星を付けたのは、
優勝決定戦を戦った栃煌山だし…、
 
 
旭天鵬は師匠の引退で部屋を移ったばかりらしく、
同部屋対決を禁じている取組みのルールから、
対戦相手の選択肢が大きく変わった事も、
白星を重ねることができた遠因になっていたんだろうな〜。
 
流石に誰が何部屋かを突き合わせて検証する〜なんて
事まではしないけど…。
 
あぅ‥。
 
 
いろいろな組合せが絶妙に重なって、
奇蹟的に生じた結果なんだろうな…。
 
上位陣が潰し合って「棚ぼた」って面も完全否定できないし‥。
 
 
もちろん当人に実力が無きゃ、条件が揃っても掴めないんだけど。
 
そうね‥。
 
 
 
とこで‥、優勝候補筆頭だった稀勢の里
 
彼も可哀想だよなぁ…。って。
 
若い時から「日本人」として過剰に期待され、
贔屓の引き倒しにされている感じ。
 
それで彼は、周囲の言葉から耳を塞ぐ事が癖付いてしまってる
んじゃないかな? ‥って。
 
 
優勝を別けた二人の違いとして、私はそこに注目する。
 
というと‥?
 
 
稀勢の里は優勝を意識して傍目にも緊張で動きが鈍っているのに、
自分ではその事実を認めず、
強がりで緊張していないと嘯いていた。
いや、自分で自分を騙そうとしていた‥のかな。
 
 
対して旭天鵬の方は、
 
緊張している自分を認め、客観的に観ている。

緊張で眠れなくて、映画を三本も観ちゃった〜なんて、
自嘲気味に戯けてみせることもできる精神力。
 
 
この点は、
単に、「経験の差」って言っちゃうには惜しい気がする。
 
 
はぁ〜‥。
 
 
 
現役が短い世界で、
 
最高齢となっても現役で通用してられるって人が、
頑張っているとなると、応援したくなるよね。
 
それが報われた〜ってところを観ると、なだか嬉しくなる。
 
 
 
なんでだろう‥?
 
自分も頑張っている‥ワケでもないのに…。
 
ダメじゃん♪♪
 
台無し‥‥。
 

*1:朝青龍と対のような名前なだけに、朝赤龍も日陰って印象を背負ってたろうなぁ…、そんな朝赤龍は今場所で負け越し。幕内陥落の可能性も…。最後にみっともない引きに出て負けちゃったから、なお印象悪い…。