私も言いたい♪ルパン三世新キャストについて…。

 
ルパン三世の新キャストがニュースになってたね。
 
昨日の話題じゃん…。
 
それは、ほら。ニュースサイトなわけでもないし…。
 
全編 既出な話題になってたらゴメン。
 
予防線張ってる‥。
 
 
 
発表された新キャストのお三方。
 
イメージに合ったキャスティングのようでいて、
微妙にズレている感じがするんだよね。
 
ベテラン*1山寺さんは まぁいいとして。
 
声優のキャライメージと、配役の対比が微妙に…ね。
 
どこがよ♪
 
 
確かに色っぽい声の沢城さん
ヘタレが板に付いてる浪川さん
 
だから、
 
色香が武器な不二子ちゃん
精神的修行の足りない五ェ門
 
…は、適役にも思える。
 
だったら なにが?
 
あ、ちなみに、
声真似的に前の役者と似てるかどうか〜は、
この際、あまり考慮に入れてないよ。
 
 
 

まず、沢城さん

 
沢城さんの大人っぽい…と言うか…エロっぽいイメージは、
 
君届の矢野チンや、日だまりの大家さんなイメージ。
 
その大人っぽいイメージは、
落ち着いた余裕のある態度というか、
達観して頓着しない〜って感じ*2であって、
 
峰不二子のあの、ガツガツした近視眼…
欲望に真っ直ぐな…ある意味ガキっぽい感じ*3〜じゃないのよね。
この性格は男っぽくって、色気は便利な武器として
使っているだけで、性的な興味関心は薄いって感じ。
 
不二子の大人っぽさってのは、
思春期の少年が感じる類(?)の「大人っぽさ」であって*4
大人から見たら、むしろ若さの象徴…子どもっぽい類のもの。
 
対して、沢城さんの声は、大人っぽくってもあくまで女性っぽくって、
どちらかといったら…こんな事言ったら失礼だけど…、
おばちゃんっぽいイメージ。いや、女性らしさが土台にある感じ
というか。ちゃんと湿っぽい感じというか。
 
不二子ちゃんは、濡れてない感じというか、
その艶っぽさが、ビニールな感じなのよね。
 
ビニール…?
 
いやまぁ、沢城さん。
少年役から いろいろ演じてる実力派なのも
知っているけれど、峰不二子っていうと、
あれに合うキャラって、演じられてたかなぁ…って。
 
不二子のあの優等生*5っぽい悪女というか、
ヒロイン然とした感じ…。そういう意味では、
例えば*6能登麻美子さん*7とかの方が、意外にイメージは合うのかも。
根には持っても*8、怨念は溜め込まない*9感じ〜というか。
 
 
ちなみに、
ぷちこが沢城さんだってのは当時から知ってはいたけど*10
記憶の中で繋がったのは、かなり最近。これで、峰ぷちこ…か。上手いこと言う。
 

浪川さん

 
基本イメージは、
 
ヘタリアのイタリアやレベルEの王子。
 
そういうトコロがありながら、
 
FAIRY TAILのジェラールとか、腹筋ある声もこなす。
 
 
だから、
 
剣の道一筋な求道者・五ェ門。
 
その達人っぷりを、それなりに演じられると思う。
 
そして、石川五ェ門の そのキャラの本質は、
精神的に未熟なトコロで、簡単に動揺してポカをするヤツ
 
ある意味、ヘタレたキャラでもあり、合っている
ような気もする。
 
ならいいじゃん。
 
 
 
でも、
 
五ェ門のヘタレさってのは、なんだか…なんというか「中2」的で、
 
「また、つまらぬ物を斬ってしまった」
 
とかって言ってしまう、自分に酔っている
かなり根暗な感じのヘタレなんだよね…。天然と言うよりは。
 
 
浪川さん…、君届の風早クンでもあるよね。
 
ああいう爽やかさが本質にあるから、
五ェ門の中2さが、死んじゃうと思うんだよね。
レベルEの王子みたく、本当は全部計算で、
作ったヘタレで外見を取り繕っている…って
感じになっちゃう。
 
死んでも治らないような真性のヘタレを隠す(治す)為に、
剣の達人の域にまで自分を追い込んでしまっている五ェ門。
それでもなお、治らない本質…。
 
〜みたいな部分が、五ェ門の本質的な魅力だと思うのね。アニメ版の。
 
 
どうしても、演じてきたキャライメージに引っ張られちゃって、
その辺りが、ちゃんと生きないんじゃないのかなぁ…。って。
 
 
だから逆に言うと、
 
例えば*11Steins;Gateの岡部倫太郎を演じてた宮野真守*12さん
〜だとか、中2的台詞が似合うキャラを持ってる役者とか、
その辺だと、イメージがスムーズに繋がると思うんだけどな。*13
 
 

とはいえ、

 
決まったモノを とやかく言っても仕方がないし、
 
どうせ変わらないんだから、
 
イメージが変化して行く その先を
楽しむしかないんだよね。
 
 
これまで*14とは逆に、不二子ちゃんの方が、
子どもっぽいルパンを たしなめて導くような役になっていったり、
 
これまでのコミュ障*15な五ェ門から、…無口キャラは
これまで通り生かされるだろうけれど…、要所要所で
的確なアドバイスで人を効果的に動かすような ひとたらしの
片鱗を見せるようになる〜だとか…。
 
そんな風に変わっていくかもね。次の次の次〜あたりから徐々に。
                   遠ぉっ♪
 
 
でも、
世間的価値観の変遷を、追っている
とも言える変化になっているんじゃないかな?
 
 
なにより、
 
声質や別キャラのイメージは、いろいろと
作り手側をも引っ張るからね。
 
見てきたように、なんとやら…。
 

*1:もうすぐ大御所、重鎮に手がかかっているというか…。

*2:儚い意味での厭世観があるというか…。

*3:世間を捨てていると言う意味で厭世っぽくはあるけど、当人は めっちゃポジティブであり、世間など利用するだけ利用したら あとは壊れてしまってもいい…って感じの世捨て。

*4:女の子が漠然と憧れるイメージの具現というか…。

*5:根っからの利己主義から来る虚飾としての優等生というか、利用する価値のある地位としての優等生というか。向上心の延長線上にあるそれ。これとは逆に、沢城さんが演じてきたのは、根が真面目だけど(だから)、空気読んで不真面目に振る舞っている偽悪者みたいな、要領良く生きられないから手段無くそうしている…とかな印象。

*6:ベストという意味での紹介ではなく、例として、他でも良いんだけど、とりあえず上げてみただけ。…という意味ですよ。

*7:地獄少女とか、怖い童謡の特技とかもあるけれど…それは置いておいて、

*8:ヤられたらヤり返す倍返しの精神

*9:無理ならスパッとあきらめる潔さ

*10:ぷちこの声の特徴は、しゃべり方の特徴であって、声優の声質による特徴だとはあまり思わなかったので、個性としては記憶されてなかったっぽい。

*11:ベストという意味ではなく…<以下略>

*12:自分に酔っている感じが、もう染みついている感じ。もう子ども声で演じてても青年声で演じてても。

*13:長く演じられてきた井上真樹夫さんは五ェ門前に、巨人の星花形満ライディーンの神宮寺力とかやってたんだね。そういう経緯をみると、浪川大輔さんの方が、似た道歩いているのかなぁ…。いや…。

*14:ルパンは不二子に もてあそばれているようでありながら、ワガママに乗って上げているだけであって、自分のペース(想定の範囲内)に留めている。掌の上なのはどっちだか。…という大人さが描かれている。

*15:空気読まずに どこでも和服(イタイ格好)とか、仲間で集まっているのに自分一人だけ隅っこで刀の手入れしてるオタクなところとか(でも、素知らぬフリをしながら、しっかり聞き耳は立てて聞いている)。