ぬらリクラリ

ぬらりひょんが妖怪の総大将なんて伝承は無いって聞いてたから、
てっきり水木しげる大先生の着想による設定なんだと思ってた。
 
戦争を体験した先生の、その価値観によって、
ぬらりひょんのような存在を、総大将として
あえて選択させたのかな? って。
 
 
でも、違ってたんだ…。
 
読めちゃった?
 
先生よりもうちょっと古いけど、大正より後の時代に
編纂された妖怪の本に書かれてはいるんだって。
でも、何を根拠に紛れ込んだ一筆かは判らないとか。
 
ふーん。
 
それはそれとして、
 
 
今、放送されているのが「ぬらりひょんの孫」ってアニメ。
 
つまみ食いが上手いだけのコソドロのようなこの妖怪を、
 
その妖怪の特性を発展させて、上手に、
 
いかにも妖怪の総大将らしい能力の根拠を創作してる。
 
なかなかに鮮やかだよ。
 
 
その強い畏怖により自分を騙し、見えてるものが認識できなくなる…
とかなんとか。
 
 
ん?
 
 
…あの…、
今、ちょっとwikipedia読んでみたら、
その、つまみ食いのエピソード自体も、
妖怪ブーム中に書かれた子ども向け図鑑の中での創作…だって。
 
え?
 
あ…、そうなんだ。
 
で、なんだっけ?
 
…ん。なんでもない。(//〜//)
 
あ。
 
その主人公は、三代目(見習い)でクオーターだから
リクオ」なんだってさ。
 
名字を「奴良」と名乗ったのが何時からなのかねぇ。
 
初代からだとしたら、初代の名前は「リヒョン」なのかな?
 
ぷぷぷ。
 
お父さんは「リハフ」とか?
 
そっちは「リハン」だって。

え? ああ、
半分のハンね。「ハーフ」と「ハン」も似てるね。
四代目は「リエ」かなぁ…?
 
「り」縛り…w
 
 
 
で、結局のところ…、
何を伝えたかったの? この記事で…。
 
え〜と‥。 (¬_¬)
 
あ。
 

人は、身の上の不条理を、抑圧の対象を、
回避できる可能性があると思った瞬間から、
耐え難いものと感じるようになる
…んだってさ。
 
逆に言えば、現状を「どうしようもない」と思い知れば、
耐え難い苦痛でも、不満を漏らさないようになる*1ってこと。
不満は程度問題じゃないんだ。過酷さに比例はしないんだね。
 
これとちょっと、似てるよね。
 
…似てる?

*1:戦中戦後に比べて、平等が実現した後に、不平等への不満はむしろ高まった。首相が格差是正を否定するのに前後して、大衆の不満は不平等から隣国へ移った。耐え難く思っている人は、日本は隣国を屈服させることができて当然だと思っているんだろうね。Japan as No.1 の中で自惚れて育ってこれた子どもたちは。