コイ跳ねハラ燃える
前回の今週のお題に答えて間もない頃から、
ぽつぽつと 彼岸花 が背をのばし始めている。
ああ。これは秋の風景だな。と思い出した。
じきに河原の土手を 燃やすように 咲き乱れるんだな。
…河原と言うと、イメージが河川敷で遊べるような大きな河
になっちゃうか。そういうのではないよ。
私に身近な絵は、全てを未だコンクリで固めきられてない溝川。
ほったらかされ伸び放題になっている鬱蒼とした雑草が、
盆過ぎには乱雑に、重機でバッサリ刈り込まれる。
タイミングを計ったかのように、その惨状から一気に、
一斉に、彼らは伸び上がる。例年はそう。今年もおそらく…。
ここで視線を下に向けると、
近頃は 鯉 が、よく跳ねている。
水面が不自然にさざめいているかと思ったら、
鯉の背びれ尾びれが見えたり。 …ん?
“そういう季節”だっけ? 鯉にとって?