なにか

イタチっぽい なにかを見た。

 
それは、
道路の脇に
 
ちょこん
 
…と置かれてあった。
 
 
置いてあるように見えた。
 
ぬいぐるみかな?
 
そんな風にも思った。
 
 
ネズミとかよりは大きいけれど、
 
ネコほどは大きくない。
 
その中間くらいの大きさ。
 
その見慣れない大きさによって、
頭がそれを、「ぬいぐるみだ」と訴えた。
 
でも、直感は、第一印象は、
そうは感じなかったのも憶えている。
 
 
それが何であるか。
 
私の悪い視力でも捕らえられるほどに近づく
 
近づくその前に、
 
その物体は、直ぐ脇の茂みの中に消えた。
 
 
それがなんだったのか。
 
判らない。
 
判らないんだから、それを何だったのかは特定すまい。
 
 
こう思っても、否定するだけの情報を、現時点 得ている訳ではない。
 
だから否定することもできない。
 
そう。あれはきっと…
 
“生きた ぬいぐるみ”だったのだ。
 
 
 ぽかーー…ん
 
 
未確認移動物体。UFO*1ならぬUMO*2だ。
 
いや、「生きた」と表現したからにはUMA*3と言うべきか?
 
いや、生きているからと言って、それが全てアニマルに含まれる訳でもないか…。
 
難しい問題だ。
 
……、
UFOとか信じてるクチなん?
 
え? 信じてるよ。
 
未確認の存在が飛行していることを…でしょ?
 
…例えばそれが、どう見ても飛行機の航行ランプの移動だとしても、
現実の航空機の飛行ルートと航行スケジュールの存在を確認取って
確かめるまでは、その人にとってそれは未確認な飛行する物体な訳だから。
 
…例えばそれが、眼球やガラスなど遮蔽物に写り込んだ光や影だったとしても、
当人にとっては 飛行する物体以外の何物でもない と認知されることもある。
見たモノは、見た体験は現実のもの。否定するコトはできない。
 
現実は、UFOに満ち満ちている。
 
…。
 
 
宇宙人の乗り物?
 
UFOに、そんな定義無いでしょ?
 
 
あ…、ぬいぐるみ型の知的生命体か…、それも面白いかな…。

*1:Unidentified Flying Object

*2:Unidentified Moving Object

*3:Unidentified Mysterious Animal