狼「貧困ビジネスは美味しい…。」

アニメ「あらしのよるに
 
これ、映画になったアレだよね。
 
‥じゃない?
 
で、ワンクール保つ‥のかな?
 
しらないよ‥。
 
 
 
 
ところで、あの二匹の関係って…、
 
ハイハイ。
 
 
 
一昔前なら、この「羊と狼」の関係は、
 
 
温室育ちのボンボン と 手癖の悪いスラムの子
 
〜って感じだったろうけど…、
 
梶原一騎「愛と誠」の男女というか…ね。
 
しらん。
 
 
私も読んだこと無いけど…。( ̄△ ̄)
 
そういう典型? 的なイメージで作者も書いている〜んだろうね。
 
だろうけれど…、
 
で?
 
 
 
あれ、
 
今の時代では、
 
そのイメージって、逆じゃない? って。
 
え?!
 
 
 
 
つまり…、
 
 
羊…、
 
搾取に無自覚で、空気に逆らえず、常識に踊らされていて、
現状の自分は幸せだと考えている社畜の子
 
 と
 
狼…、
 
バカを騙して搾取するのは、賢い者の特権であり、
競争原理の結果に後ろめたさを感じる必要は無い!
と教えれられてきた勝ち組のJr.
 
 
〜といった対比に当てはまるんじゃなかろうか。
 
 
えぐい言い方するね…。
 
 
この場合、遠回しに言ったら、訳分かんなくなるし…。
 
 
羊と狼の関係は、弱肉強食でしょ。
 
まんま「食って」いるんだから…、
 
それに比べたら、どんな比喩も軽微でしょ?
 
え〜‥‥。( ̄△ ̄)
 
 
 
 
だとしたら、
 
狼に
 
「〜でヤンス」
 
と、下層民の特徴付け(だよね?)は、
 
ちょっとミスリードかもしれない。
  
 
そうでヤンスか‥。
 
 
 
そしてこの、「あらしのよる」の、
 
「互いの素性を知らずに結ばれた信頼関係」
 
という、
 
その匿名性を奪われた途端に、強い葛藤に目覚めさせられる〜
 
って状況は、
 
 
ネットコミュニケーションに、まんま当てはまる*1
 
 
‥と思う。
 
んん?
 
 
も少し脚色すると、
 
 
親や自分の階層の影響で、
 
低所得者はバカで無責任で自業自得だ〜と
当り前に、無自覚に、見下していたりしても、
 
 
自分が憧れるコンテンツを作っている人とか、
 
コミュニティで ものすごく共感し同感する相手だったりが、
 
 
実は、
 
家庭環境の事情だったり、バイトなどの忙しさから、創作に制限があったりして、
 
自分が当り前のように使えている余暇や、
何の苦労もなく得ている創作環境が、
特別に恵まれた環境であることを知ったり、
 
才能のある人が、
自分のように趣味に没頭する事のできない境遇を、
理不尽に思ったり、
 
〜する事が、
 
生じていたりするんじゃないかな…。
 
 
…と思ったりする。妄想だけど。
 
 
実例無いのかよ‥‥。
 
 
 
そういう体験があり、
そういう背景を投影して見ちゃうならば、
 
 
ワーキングプアだとか、そういう人達の対偶に対して、
 
当然だ〜と思ってきたような
これまでのままでは居られなくなったりするんじゃないかな。
 
 
だけど、そこに処遇しちゃうと、
 
経済的な利益が、これまでのように得られなくなってしまう。
 
 
当然だと思ってた現状に対する動揺と葛藤。
 
 
 
こういったものが、
 
ガブの懐いた葛藤を、現在に投影して得られるビジョンなんじゃないかな…?
 
 
…って。
 
 
騙される(弱い)ヤツが、悪い(自業自得な)のか?
 
 
メイのあの笑顔を、素直さを、
この社会は失って良いのか…と。
 
善意に付け込んで、鬱に追い込んで、
消費し続けていて良いのか…と。
 
 
‥‥重いよ。
 
 
そういう話として、どうしても 私は観てしまう。
 
 
 
 
 
もちろん、
オオカミ(市場原理主義者)と、
どのように共生するかも含めて。
 
そこにガブが居ないわけでもないのだから…。

*1:ネットの中だけに完結しているならば、その条件を満たさないけれど…。ちなみに、制服を着た学園生活ってのも、その初期には、似た効果を発揮したろうかな。