重心を合わせることを

先日の雪かきの話題で、雪に差し込んだスコップを、
 
「引き、戻すように持ち上げた雪を、勢いのままに投げる。」
 
…と書いた。
 
少し補足しておこうかな。というのが今日の話題。
 
へ〜。
なんでまた?
 
スコップなんて使ったら、腰ゆわしちゃう。
 
なんて話も聞くので。
 
 
もちろん、
物の載ったスコップを、そのまま持ち上げようとしたらダメだよ(↑)。
 
というか、私の非力な力では そもそも持ち上がらない。
 
重心をずらすの。
 
体をスウェーさせながら引いて、
その流れのままに
 

体とスコップの荷物との間の
重心の中心を持ち上げるように、
膝を使って上げる。
 
その反動を振り子の要領で
そのまま投げる。
 
使う筋肉は、ほとんど微調整だけ。
それはオーバーでしょ…。 
 
 
でも、
腰をゆわせちゃうのは、腕力のある方なんだろうな。
それでいわゆる「テコの原理」の逆で、雪の重さの
何倍もの力が腰に集中して、傷めてしまう。
あちゃー♪
 
 
 
こういうの、
体感で判らないものかな〜って思ってる…
…んだけど、そうでもないんだな。






 
違和感がないから気にならない。
 
例えば…TVゲームなんかでの、
RPGとかの武器装備のグラフィック(→)。
 
あれなんて、ナイフ持ってても、こんぼう持ってても、
バトルアックス持ってても、ウォーハンマー持ってても、
 
キャラの姿勢は同じ。直立の姿勢で全然
変わらないモンね。
 
それは、おかしい♪
 
 
見た目にどんな重厚な絵で描かれていても、
私には、張りぼてのように軽そうに見えて
仕方がない*1
 
けど、無意識では みんな判ってるんだろうけどね。
だからパントマイムが理解できるわけで…。
あ。ほんとだ…。
 
 

少し観点の違うところからもう一つ。

 
私、以前、
「スゲー力…具材の入った土鍋を片側の取っ手だけで持ち上げた」

…と、驚かれた事がある。
まじで?!
 
 
一瞬を切り取って見れば、そんな瞬間があったのは事実。
 
でも、実際には持ちあげてはいない。
 
両手で持ち上げてた土鍋をカセットコンロに載せる時、
置くには邪魔な物があったので、片手を離して それをどけて、
素早く両手に持ち直して置いた…ってこと。
それでもスゴイんじゃない?!
 
もう少し細かく解説すると、
鍋全体を軽く持ち上げて、落ちてくる前に手を戻すわけ。
?????
 
上向きの加速度を付けておくと、ただ離して自然落下するより
ちょっとタイムラグができて、ほんの些細な作業は出来るのね。
え〜〜‥?!
 
 
ま。
 
私も そんなこと考えながら その時そんなことした わけじゃないけどね。
 
その場を見てた人から指摘されて、
自分でも?????って、その時はなってて、
 
後から考えた理屈が、上記の感じ。
 
 
あ。
お茶を入れる時、急須を上下させるのも理に適っているんだよ。
 
きょうは もういいよ〜〜♪

*1:映画での殺陣…とかもね。真剣か、竹光の模造刀か…みたいな。