名は他意を現す

笑点web・大喜利BBS「2010年8月8日の問題 」
日本人の名字はなんと30万もあるんだそうです。そこで今回はこの名字を使って、皆さんお得意のダジャレ川柳を作っていただきたい。
 
30万ねぇ…。
 
種類ばかり多くても、そのほとんどは
100年ちょいしか伝統の無い名字なんじゃぁないの?
 
明治になるまでは、
民草には名字なんて無かったんでしょ。たしか*1
 
…そうなの?
 
もともと名字が無いのは天皇と民草で、
名字を持った外人が渡来してきた。
 
文化を受容する中で、皇族・豪族の一部が名字を
下賜・自称しはじめ、特権化した…ってのが、日本史。
 
…なんじゃないの?
 
聞かれても…(困)。
 
ま、いいや。
 
 
では、
 
 加藤さんで一句。
 
『勝てぬのは、勝とう勝とうと するあまり』
 
 

ま、そんなものよね。( ̄△ ̄)
 
イマイチ? じゃぁもう一つ。
 
大隈さんで一句。
 
『負けず嫌い ほどに人より 多く負け』
 
 

ん? とりあえず大隈家ネ。
…でも、ちょっとムツカシイな。
 
これはね、負けず嫌いな人ほど、多く挑むから、
負けの数も多い…んじゃないかな? って話。
 
負けるコトが嫌いなら、挑まなければ、負けることはない。
 
でも、それだと負ける体験は無くて済むかもしれないけど、
成長も経験も積むことができないから、けっきょく勝てない。
 
最初のネタと矛盾シテね?
 
ところで。
 
「負けず嫌い」って言葉、ちょっと変だよね。
 
負けるコトが嫌い〜みたいに言われるけど、
なんで「負け」なん?
 
「負けず嫌い」って、言い換えたら、「無敵嫌い」ってコト
なんじゃなのかな。「負けず=負け無し=無敵」って風に。
 
それだと、用法に辻褄が合う。
 
高慢ちきな負けずキャラに、挑んで負かす、負けずを挫く。
だから「負けず嫌い」。
天才嫌い、絶対者嫌い。権力者嫌い。これ少年漫画のデフォ。
 
でも当人は、そこに至るまで何度も何度も負けている。
 
だから、その結果に だれも「負けず」は居ない。
 
 
あ。
 
ただ勝ち負け に こだわっていれば、勝てない。
ただ勝っても負けても、自らを成長させる者が、
結果的に勝ちを得るのだ。
 
辻褄があったンじゃない? これで。
 
推量の助動詞トカって話は?
 
知らん。

*1:苗字帯刀…だっけ?