イジメが抑制される時

人の痛みを我が子との様に思え〜って
 
共感の教えのせいだろうな…。
 
 
ネコが手加減を覚えるのは、
 
子ねこ同士で喧嘩して、自分も痛い目に遭うから、
 
互いに手加減を覚えてゆくんだ〜と、当り前のように思っていた。
 
 
けど…、これ…、
 
…多分、違っている。
 
 
え? なに‥?!
 
 
自分が痛い目に遭って、その自己投影によって、
 
相手の痛みを知る。相手の痛みを我が事と思って、
 
自分の嫌がる事は、人にしない〜って、回路だけで成されていない。
 
 
 
 
だって‥、
 
幼少からの一頭飼いのネコちゃんだって、
 
ちゃ〜んと手加減を覚えるもの。
 
 
飼い主から噛んだり引っ掻いたりされた訳でもあるまいのに…。
 
ねぇ?
 
確かに‥‥。
 
 
 
思うに、
 
 
至極 利己的な理由で抑制を学習するんだよ。
 
 
というと?
 
 
生きてる虫とかを おもちゃに遊んでて、
 
手加減をしないとすぐに死んでしまう。
 
 
長く遊ぶには手加減をしなければならない。
 
 
子ねこ同士でも、きっと同じ。
 
 
実力差があって、一方が他方のイジメになったら、
 
次からは近寄ってもらえない。
 
もう遊んでもらえない。
 
 
窮鼠猫を噛んで、自分が痛い目にあって、
 
やり過ぎないように〜と学習することもある‥とは思うけど、
 
 
 思いきり遊びたい〜って欲望と、
 
 嫌われたら遊べない〜って欲望とが、
 
 
トレードオフで葛藤を迫る結果、
 
次第に手加減を覚えてゆくのだろう。
 
 
これは、叱る事では学習されない。
 
それでは、
 
猫の側が、反撃されて逃げる側になるだけだから。
 
そんな人と、一緒に遊びたい〜とは 思わなくなるだけ…。
 
どう‥なんだろう‥?
 
 
わっかんないよ。本当のところは。
 
 
 
でも、
 
本物の狩りではなくても、おもちゃ相手でも、
 
本気の攻撃ではなく、まねっこの攻撃でも、
 
なにも出来ないよりは、できた方が楽しい。
 
一緒に遊ぶ方が好い。
 
 
 
人相手でも、
 
興奮してツメを立てたり、牙で噛んだりしたら、
 
興奮するほど楽しい遊びが、そこで唐突に中断されちゃう。
 
 
 「もう、遊んであげないっ!」
 
 
そういう繰り返しで学習してゆくんじゃないかな‥‥。
 
 
 
どう‥なんだろね?
 
 
 
ま、
 
その辺は、実際の猫飼いさん達に聞かない事には‥ね。
 
 
 
 
で、
 
人間の話。
 
‥‥そこ‥いくの?
 
 
ちょっとだけ‥。
 
 
 
その、
 
そんなネコでも学べる事が、何故、人間は出来ないのか…?
 
って所。
 
 
 
それは、やっぱ環境要因なんだろうな。って。
 
 
嫌でも逃げられない学校のような閉鎖空間。
 
 
人を嫌う事を過度に悪徳として教える教育が、
 
嫌な相手から逃げる方に、罪悪感を植え付ける。
 
 
逃げられなくなる。
 
 
イジメを楽しむ者が、楽しみを失う心配が無い環境。
 
 
 
 
人も、動物も、
 
きっと、目の前の相手の、現実の苦しみ〜だけでは、
 
手加減を、イジメの抑制を、学習できないのではないか…と。
 
 
 
似合わないコト言ってる‥‥。
 
 
年末だからね‥。